最新の研究:鍼灸と不妊治療の効果

鍼灸治療が効く!!!

Effects of acupuncture on pregnancy outcomes in women undergoing in vitro fertilization: an updated systematic review and meta-analysis - PubMed

  • 1. 臨床妊娠率と出生率の向上

    2023年に発表された系統的レビューとメタアナリシスでは、鍼灸治療を受けた女性の臨床妊娠率が43.6%、対照群が33.2%であり、鍼灸群の方が有意に高い結果となりました(P < 0.00001)。​ また、出生率においても鍼灸群が38.0%、対照群が28.7%と、鍼灸治療が有効であることが示されています。

  • 2. 鍼灸の種類と施術タイミングの影響

    同研究では、手動鍼、電気鍼、経皮的電気刺激など、さまざまな鍼灸の方法が検討されました。​ 特に、胚移植の前後や排卵誘発期間中に鍼灸を行うことで、妊娠率の向上が期待できるとされています。​ また、施術回数が4回以上の場合、効果がより顕著であることが報告されています。

  • 3. 高齢女性への効果

    2023年の研究では、腎気虚証と診断された高齢女性に対して鍼灸治療を行った結果、良好な胚の割合や累積妊娠率が有意に向上しました。​また、卵胞液の代謝プロファイルにも好影響が見られ、卵子の質の改善が示唆されています。

鍼灸治療の良いことしかない

鍼灸は副作用なし

日本の鍼灸の受診率は全国民の5%と言われています。

1億3千万人中の5%は・・・650万人とかなり低い状況です。

つまりマイナーなものということです。

しかし、世界で見ればエビデンスもあり、認知が高い治療法で、積極的に利用されています。

なぜ世界では当たり前に利用されているのか?

それは効果があるから、それだけです。

分かっている人は受け、わかっていない人は受けないという当たり前の現象です。

私たちはもっと多くの日本人に鍼灸を受けてもらい、妊娠という結果を手にしてほしいと心から願い、啓蒙活動を行っていきます。

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